当たり前の奇跡への感謝

8月の末に、2か月に一度の経過観察のための血液検査を受けました。結果は、安定どころか血小板が増えているという結果。とてもとても嬉しかったです。

血小板21万1千に増加!

血液検査は、毎回緊張します。「今野さん、残念な結果です」という担当の医師の声が聞こえるような気がして、いつもドキドキします。今回も「今野さん、結果はOKでしたよ」という第一声で診察が始まって、ホッとして崩れそうになりました。

健康体の血中の血小板の基準値は、15万8千μ㍑から34万8千μ㍑なんだとか。
この基準値は医療機関によって、多少違うんだそうですが。

2万μ㍑を下回ると、いつ体内での出血(内臓出血、脳内出血)が起こってもおかしくない危険な領域なんだとか。体中に発疹ができたと思って(後でそれが発疹ではなく皮下出血であると知る)自宅近くのクリニックで受けた時の検査の値は「1万5千μ㍑」だったので、今となっては、その時の先生の慌てぶりの意味がよくわかります。

グラフの赤線が基準値の下限の「15万8千μ㍑」です。
ご覧の通り、今ではすっかり高値安定となりました。
このまま過ごしていければいいのですが。先生によると再発率は30%ほどあるとのこと。
2ヶ月に一度の血液検査は、一生続くのかもしれません。

当たり前の奇跡への感謝

血液検査(2ヶ月に一度)のたびに習慣にしていることがあります。
それは、「当たり前の奇跡」の確認と、あらためての感謝です。

3週間の入院の後、やっと家に帰れた時には、大好きな家に帰ってこれたことだけで喜ぶことができました。そして、翌朝当たり前のように目覚めて呼吸していて、窓の外の朝日の美しさを味わえることが奇跡に思えました。

心から「生きているだけでもめっけもん」と思えたし、身の回りのことすべてに感謝したい気持ちになったものでした。

しかしながら、人間というものは環境に染まっていってしまう生き物ですね。
数か月後には、奇跡だと思えていたことが、ものの見事に「当たり前化」していきました。

「当たり前の奇跡」を忘れずに感謝する心を持ち合わせていたら、どんなにか幸せに生きられるだろうかと考えました。そんな思いで、自分を取り巻く「当たり前の奇跡」を思い起こす作業をしてみました。上げていくと、当たり前だと思っていたたくさんのことは、実は「当たり前」などではなく、「奇跡」なんだと感じました。

時間はかかりましたが、下のような「5つの奇跡」にまとまりました。

これらの意味するところを、いつでも、いつまでも忘れないでいられるように言語化して、2ヶ月に一度の血液検査の日には、再確認する習慣となりました。

以下、「5つの“当たり前の奇跡」”を記載します。

生命・身体の奇跡

🟥 第1の奇跡:【生命・身体の奇跡】

病を越えたからこそ知る、24時間「自動運転」で生かされている命への感謝。

  • 呼吸の奇跡: 意識しなくても、肺が新鮮な酸素を取り込み、命を繋いでくれていること。
  • 生命維持の奇跡: 食事を美味しく味わい、内臓がそれを消化・吸収してエネルギーに変えてくれていること。
  • 平穏な身体: 体のどこにも痛みがなく、心が穏やかでいられる「心地よい時間」があること。
  • 再生のサイクル: 毎晩安心して眠りにつけて、朝、新しい「今日」を始められること。

心・精神の奇跡

🟧 第2の奇跡:【心・精神の奇跡】

副作用の苦しみを乗り越え、再び手に入れた「脳と心」の確かな働きへの感謝。

  • 思考の自由: 思考力が戻り、こうして未来や生き方についてじっくりと想いを馳せられること。
  • 豊かな感性: 空の美しさ、風の心地よさ、音楽、花の美しさに「心地よい」「美しい」と芸術に心から感動できる感性があること。
  • 選択の権利: 今日着る服、食べるもの、次に何をするか、自分の人生を自分で決定できる自由。

関係性・つながりの奇跡

🟨 第3の奇跡:【関係性・つながりの奇跡】

人は一人では生きられない。他者との境界線に宿る温かい奇跡への感謝。

  • 意思疎通の奇跡: 自分の思いを言葉に乗せ、それを誰かが受け止めて理解してくれること。
  • 存在の愛おしさ: 家族、友人、仲間が、今日も世界のどこかで無事でいてくれること。
  • 感謝の循環: 誰かの微笑みに心が温もり、自分もまた誰かに微笑みを返せること。
  • 共感と支援:お互いの痛みを分かち合い、助けを求め、支え合える絆が育まれていること

環境・社会の奇跡

🟩 第4の奇跡:【環境・社会の奇跡】

空気のように当たり前すぎて見落としがちな、地球と社会インフラの恩恵への感謝。

  • 豊かなライフライン: 蛇口をひねれば水が出て、スイッチ一つで部屋が明るくなる。世界的には「超・非日常」な豊かさ。
  • 安心のシェルター: 雨風をしのぎ、心からリラックスして自分に還れる「家」があること。
  • 見えない労働のバトン: たくさんの誰かの目に見えない労働によって、欲しいものが何でも手に入ること。
  • 自然の抱擁:太陽の光、巡る季節、心地よい風といった美しいサイクルに抱かれている自分。

職業・役割の奇跡

🟦 第5の奇跡:【職業・役割の奇跡】

未熟だった過去、そして病の淵から復活し、プロとして社会に光を灯せている奇跡への感謝。

  • 信頼とご縁の奇跡:今の自分を信頼し、仕事を依頼してくださるお客様や仲間がいること。
  • 成長と貢献の奇跡: 右も左もわからなかった自分が、組織コンサルのプロとして誰かの組織をより良くする力と機会に恵まれていること。
  • 役割(居場所)がある: 社会の中で「あなたが必要だ」と言われる打席(役割)が用意されており、そこでバットを振れること。

※「当たり前の奇跡」についてYouTubeチャンネルでも語っています。ぜひご覧ください。
第34回imaichiTV「当たり前の奇跡」は、こちらからご覧ください(クリックでご覧になれます)

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