幸福寿命を延ばす生き方とは?SSさんから学んだ「幸せに生きる5つの条件」

北見まで訪ねてきてくださった、大切な恩人・SSさん

先日、我が家にとって掛け替えのない存在である「SSさん」が、わざわざ東京から北海道・北見市まで訪ねてきてくださいました。

SSさんは、私たちが東京の三鷹で新築マンションを購入した20年ほど前から家族ぐるみで大変お世話になっている方で、現在81歳になられます。発達障害のある娘のことも昔から親身に気にかけてくださり、温かく寄り添い続けてきてくださった大切な存在です。

今回お越しいただいた一番の理由は、「誠一さんの生存確認に来たのよ。顔を見て安心したかったの」ということでした。遠方から足を運び、我が家で仏壇を拝み、妻や娘とも笑顔で過ごしてくださったそのお気持ちに、深い感謝で胸がいっぱいになりました。

SSさんの生き方から学ぶ「幸福寿命」

SSさんと時間を共にし、そのお話や佇まいに触れるたび、私には強く感じる2つのことがあります。

ひとつは、「こんな風に歳を重ねたい、彼女の生き方を真似したい」という圧倒的な憧れ。そしてもうひとつは、「幸福寿命」という生き方の本質について深く考えさせられるということです。

「幸福寿命」とは?健康寿命との違い

ここで少し、「幸福寿命」についてわかりやすく整理してみましょう。

  • 健康寿命:病気や介護の必要がなく、自立して日常生活を送れる期間(身体の健康)。
  • 幸福寿命:単に身体が元気であることにとどまらず、心身ともに充実し、生活への満足感や精神的な充足感、人や社会とのつながりを持って「幸せに生きられる期間」。

いくら身体が健康で長生きできたとしても、孤独感ややりがいのなさを感じていては本当の満足は得られません。だからこそ、人生100年時代といわれる今、「いかに幸せに生きられるか」という幸福寿命の視点がとても重要になってきています。

SSさんから教わる「幸福寿命のポイント」5選

では、どうすれば幸福寿命を延ばしていけるのでしょうか? SSさんの素敵な生き方には、まさにそのヒントが詰まっています。

① 全てを受け容れる「受容力」〜驚異の介護人生〜

SSさんの人生は、まさに凄まじい介護の連続でした。ご主人のご両親、ご自身のお母様、そして脳梗塞で倒れられたご主人の介護(15年間)を務められ、通算すると実に26年もの歳月を介護に捧げてこられました。 しかしSSさんは、大変さや苦労を表に一切出さず、仕事も続けながら全てを包み込むように受け容れてこられたのです。この底知れない受容力と包容力には頭が下がります。

② やるべきことをやりつつ、自分のやりたいことも諦めない

介護という重い役割を果たしながらも、SSさんは決して自分自身を見失いませんでした。合間を縫って沖縄旅行に行かれたり、ヨガや読書、キルト作りを楽しむなど、自分の「やりたいこと」も積極的に実行されていたのです。どんな状況でも自分を壊さず、上手にセルフケアをする姿勢は本当に見事です。

③ 衰えぬ好奇心

SSさんは81歳になられた今も好奇心が旺盛で、いつお話ししても瞳をキラキラと輝かせていらっしゃいます。今回北見に来られた際も、「毎回違うホテルに泊まりたいの」と新しいホテルを楽しんでいらっしゃいました。還暦を過ぎて「慣れた定宿が楽だから」と変化を避けがちだった私自身、その若々しい探求心にハッとさせられました。

④ 群を抜く気配りの細やかさ

SSさんは、日常の中で見聞きしたことを「誰かの役に立てられないかしら」と常に考えていらっしゃいます。妻の好きなもののグッズを見つけて送ってくださったり、私の取引先の社長さんの新聞記事を見つけて切り抜いて届けてくださったり。さらには介護や病気、娘の発達障害に関する役立つ情報もさりげなく届けてくださいます。「気にかけていると自然と目に留まるのよ」とサラッとおっしゃる姿が本当にかっこいいのです。

⑤ 押しつけない絶妙な距離感

そして何より素晴らしいのが、人との距離の取り方です。これだけ親身になってくださる一方で、「私の出来るのはここまで」と引き際がとてもスマートで、決して自分の価値観を押しつけません。「いいのよ、私も楽しんだんだから」と相手に負担を感じさせない気遣いができるからこそ、誰もが心地よい関係を続けられるのです。

あなたも「幸福寿命」に思いを馳せてみませんか?

SSさんの生き方のポイント――「受容力」「セルフケア」「好奇心」「細やかな気配り」「絶妙な距離感」は、まさに私たちが心豊かに生き、幸福寿命を延ばしていくための大きなヒントだと感じます。

皆さんも日々「健康寿命」を意識されているかと思いますが、ぜひこの機会に、ご自身の「幸福寿命」にも思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

「どう生きれば、自分も周りも幸せでいられるか」。自分なりの幸福寿命のポイントを、ぜひ見つめ直してみてくださいね。

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